ARTIST
ART PROGRAMアートプログラム部門
染谷聡×矢野洋輔×渡辺千明 SatoshiSomeya×YosukeYano×ChiakiWatanabe
遠足
3人はそれぞれの沖縄を遠足し、その先で見た風景を持ち帰ってくることにした。
染谷は、村のシーサーや霊石の風習に興味津々。浜に漂流していた発泡スチロールを石に見立てて、それらを飾るための”うつわ”を制作するようだ。
矢野は、植木鉢の植物のように。椅子に座る人のように。どんぶり鉢、茶碗、缶詰、などに盛られた、淹れられた、詰められた食べ物のように。作ってみた。
渡辺は、初めて訪れた名護市内で気になったものを絵にするそうだ。それらの、ゆったりとした心地よい場所にあった雰囲気を、表現したいと思っているらしい。
展示会場
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染谷聡 Satoshi Someya
PROFILE
東京都生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了 博士号(美術)取得。 漆のもつ装飾性への関心から、日本文化における「かざり」や「あそび」といった趣向を手掛かりにそれらを広義にとらえた制作と調査を行なう。 漆という素材を通じて、装飾の今日における役割や機能を考察している。 最近の展示に、「根の力」(大阪日本民藝館、2021年)「札幌国際芸術祭2020特別編」(北海道立近代美術館想定、2020年)、「DISPLAY」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、2020年)など。2015年京都市芸術新人賞受賞。
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矢野洋輔 Yosuke Yano
PROFILE
1989年京都府生まれ 。2016年京都市立芸術大学 大学院美術研究科工芸専攻漆工 修了。
かたちづくること、描くように立体にすること、イメージが物に成長することの面白さを、木彫を通じて表現している。
主な個展に「露と瘤」(ギャラリーwks.、大阪、2020)、「寝ている木 踊っている木」(板室温泉大黒屋、 栃木、 2019)、「かたち廻る木」(FINCH ARTS、京都、2019)「出てきた根」(ギャラリーモーニング、京都、2018)
主なグループ展に「根の力 -THE POWER OF ORIGIN-」(大阪日本民芸館, 2021)、「FLYING WUNDERKAMMER」(toberu、京都、2019)、「西太志 + 矢野洋輔展『居心地の良さの棘』」( 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京、2017)がある。
2020年から「春日山アートプロジェクト」に参加。
2018年 第13回 大黒屋現代アート公募展 大賞受賞。 -
渡辺千明 Chiaki Watanabe
PROFILE
1985年 京都府生まれ。
2015年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程絵画専攻油画 修了。
近年の個展歴に2021年「memo II」KUNKUNLUHO laishi(京都)、グループ展歴に2021年「Slow Culture」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA などがある。
主に旅先で気になったものをモチーフにして、油彩で描いている。
それらの雰囲気が出るまで、何枚も繰り返し制作することで、余分な意味が取り除かれた自然な絵を目指している。絵として記録し、かたちに残したい。