ARTIST

ART PROGRAMアートプログラム部門

高木 真希人 Makito Takagi
すべて沖縄

2019年~2020年の同フェスティバルに参加させていただいた際の大宜味村での約半月の滞在制作と、本島を北は辺戸岬から南は那覇まで車で横断した旅は、私の制作人生の中でも今なお色濃く残る充実した体験だった。
特に印象的だったのは静けさ、思ったよりも光が柔らかかったこと、そして力強い植物たちとそれに寄り添うかのように仄かにオレンジ味を帯びた石灰石たち、空気中に充満したエネルギー、風、波、人、色、ドクターペッパー、苔、芋、罠、スクガラス、焼却炉、時代、地理。
今回のプロジェクトでは、前回の滞在によって得た沖縄の断片的な要素を思い出し、それらにより想起させられた画面上での思考を、絵画とドローイングにしたためる。また作品群を構成することによって一つのランドスケープを作り出すことを試みる。

  • 高木真希人 Makito Takagi

    PROFILE

    多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、国内外で作品を発表してきた気鋭のアーティスト。 高木は確かな絵画の技術を駆使しながら、普段私たちが凝視することのない深層心理や異界を想起させるイメージを描き出してきました。 それらのイメージは構成ごとにシリーズ化されており、美術大学在学中より描き続けている、暗闇の中でフラッシュを使ってカメラで偶然撮影されたように描かれたクリーチャーたちを描く"snap-shot"シリーズ、月のように他からの光を浴びるモチーフを描き出す"moon-shot"シリーズ、植物の部位をクリーチャーに見たてる”Nice corm”シリーズ、キャラクター化され、積み重ねられた箱、缶、金属、機械などを描く”stack”シリーズがあります。 昨年はベルリンでのグループ展に参加し、今年はロンドンでのギャラリーでの個展や、スペインでのグループ展などを控えています。

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