EVENT
1/15(日)
アーティストトーク:金サジ×姫野希美「アイデンティティを巡る“物語”と、やんばるで紡ぐ“物語”」
時間
14:00-15:30
日時:2023年1月15日(日)14:00-15:30
場所:大宜味村立旧塩屋小学校・体育館
登壇:金サジ(写真家)、姫野希美(赤々舎/代表取締役)
モデレーター:金島隆弘(やんばるアートフェスティバル/エキシビション部門ディレクター)
観覧:無料
今回のYAFにて初参加するアーティスト・金サジさんと、12月に発刊された金サジさんの写真集「物語」を発行する赤々舎の代表・姫野希美さんをお招きしておこなうトークプログラム。
写真集「物語」は、金サジさんが日本国内において、民族、国籍、性別などといったアイデンティティを巡る問題について思考し続け、創出した作品シリーズである「物語」をまとめた写真集です。
今回のトークでは「物語」の作品群に込めた金サジさんの思いや、制作にあたってのエピソードなどを中心に、その活動を支えてきたアートブックの出版社、赤々舎の代表・姫野希美さんにもお話を伺う貴重な機会となります。
金サジ Kim Sajik
自身のコリアンディアスポラの身体的、精神的アイデンティティの「揺らぎ」をきっかけとして活動をはじめる。
創作物語を演出写真の技法を用いて作品を制作。写真家として活動しながら、活動の一環として、韓国舞踊家、金一志の下に師事。
韓国伝統芸能を学びながら、ディアスポラに代々継承されていく歴史・民族精神のトラウマから生まれる新たな可能性を探っている。
現在、ロシアのサハリンのリサーチを日本サハリン協会等の協力を得ながら継続中。
2020年度より多様なメンバーと映像作品「AMA~ウィルスとおよぐ~(https://vimeo.com/529318251)」を完成に向けて奮闘制作中。
2022年12月に株式会社赤々舎より初の写真集「物語」を発刊。2016年度キヤノン写真新世紀グランプリ、令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。
姫野希美 Nozomi Himeno
赤々舎代表取締役、ディレクター。
2006年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に250冊余りの書籍を刊行。
第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』、第43回同賞の藤岡亜弥『川はゆく』などがある。
2018年より大阪芸術大学教授。